名大セミナ。

やはり日本語で書くほうが自分にもなじんでいるので、気楽にできる。英語で書くとなんとなく、構えてしまってよくない。それで、日本語と英語の両方で書くことにした。書く時間は倍になるので、これもいつまで続くことやら。

先週、まんまと娘の感染性胃腸炎をもらってしまって二日間寝込んでしまい、三キロやせてしまった。もともとやせているのにこれ以上やせるとやばいわけだが、それでも、アメリカの一ヶ月の生活で若干体内に脂肪があったせいか、それを燃焼して二日間をしのいだようだ。回復して体重計に乗ってみると、体脂肪率がプロボクサー並みになっていた。まあゆっくりと回復させるしかあるまい。

そう思ってというわけでもないのだが、名古屋でセミナーをした火曜日、名古屋駅に到着していきなり「ひつまぶし」をいただく。うまい。それで「せい」をつけて、名古屋に到着。酒井さんとひとしきり議論させていただいて、コロキウムに臨む。たくさんの聴衆の方々を前に、好きなことをたくさんイントロで話してしまったため、結局自分の研究の部分をはしょることになってしまった。これは、失敗の典型。どうも、宇宙ひものネタでしゃべるときは、いつもイントロで時間をほとんど使ってしまい、その後の話が・・・立教大でセミナーさせていただいたときもそうだったし、ずっと前では理研の集中セミナーでもそうだった。言い訳としては、聞いてくださる方にはそれが発表者の成果なのかそれともその前の他人の成果なのかということはあまり大事では無いし、計算の詳細よりも動機と手法を理解してもらうほうが大事である、と、すぐに言い訳が出来る。でも、やっぱり失敗は失敗やわ。後五分もらって、肝心の組み替えの証明のところをやっぱし話をしておくべきやった、と後で何回も反省した。今度のこのネタではなしをする機会があったら、話の構成法を根本から変えたほうがいいかもしれない。

今朝は通勤途中にうらうらとこないだからの疑問を考えていたら、画期的なアイデアが浮かんだ気がした。画期的というのは言いすぎやけど、でも思い浮かんだ瞬間は、やっぱり画期的やわといつも思ってしまう。後で考えるとどんどん当たり前のようになっていくのだけれど、やっぱり自分で考えたことというのは愛着がわいて、これから大事にかわいがってやらないと。そのアイデアは、紙で計算して確認するというよりは、ビジュアルに訴えるものなので、おのずからほぼ正しいと分かる。あとは、どうquantifyするかという問題のような気がしてきた。それで紙にそれを書き残そうとしていたら、いろいろとほかの事で議論が始まって、一日中楽しい議論をして、今日は終了。心地よい疲れで、良い一日だった。