ミーティング、セミナ、工事、台湾

毎週月曜日の研究室定例ミーティング。まだ第二回目だが、なかなか順調だ。いろいろな本を参考にして、効率を上げる工夫をしているのだが、これも慣れていかないとなかなかうまくはいかない。研究所のグループミーティングと企業のそれとでは姿勢も趣向も違うが、生産性と人間関係の円滑化という基本的なところは共通しているので、さまざまなノウハウがそのまま使えるはず。しばらく続けてやってみることにする。なんにしても、研究室を作るなんてことは一生に一回あるかないかのことなので、スクラッチからやるという快感と、不安と。ま、心配しているのは僕だけかもしれない。

朝と夕方と、工事や什器の関係の打ち合わせなど。コンセントをどこに出すか、ブラインドを下げるための枠をどう設置するか、などの詳細の打ち合わせ。一つ一つ出来上がっていくのが楽しい。完成したらどんな風になるんだろうか、と、そればかり想像してうれしくなる。もちろん、別に突拍子もない研究室構造を作るわけではないので、期待ばかりしすぎても意味がないのだが、それにしても、コンセントの場所にまで愛着がわくのは、それをやってこそのことかも。

科研費の交付申請書類や基礎科学特別研究員、学振の書類、その他もろもろ、たくさんの書類に囲まれて一日を過ごす。自分を見失ってしまいそうで、怖い。

先週金曜日は、着任の次の日だったが、台湾大学セミナー。朝に成田から飛行機に乗り、昼過ぎには台湾でセミナーをしているという身軽さ。台湾って、近いわあ。

桃園国際空港からいつもどおり、手配してくださった黒いタクシーに乗り込む。車の中でスライドを修正しているうちにホテルに到着。ささっと荷物をといてシャワーを浴び、着替えてホテルを出、徒歩で台湾大学。教室に着いたらまだ30分前だった。ひとしきりFeng-Liと議論する。その日に出た彼らの論文の詳細を教えてもらう。面白そうだ。疑問点などを彼に提示して、そのままセミナが始まる。核子多体系の行列模型の話をする。まあまあ要点は伝わったのではないかと思う。

夜は相変わらず台湾のかたがたとわいわい飲む。飲みすぎた。けど例によってめちゃ楽しかった。台湾のみなさま、本当にまたまたありがとうございました。ほんま楽しかったです。また行くでぇ。