先週もいろいろと楽しかった。

土曜日は理研の集中セミナー。おだきん君のオーガナイズしたやつで、いろんな話を一日で聞けたのでなかなかお得感(?)があって。白水さんのお話は、RS1でWittenのKK泡みたいなのをやるというお話だったのだが、よくよく考えてみると、それって酒井杉本模型じゃないか。案の定、よく似たような絵が登場したが、どうやら酒井杉本では排除しているような、probe D-braneのconnectivityについて、ここでは条件がゆるい模様。それで、あとで少し白水さんに話を聞く。実際に自分でいじっている話なので、動機がえらく違っていても話が合うというのは、不思議だが、これもD-braneのなせる妙技の一つといえるだろう。(?)

細谷機構の応用に関する現状もいろいろと聞く。やはり細谷さんご本人の話を聞けるというのがありがたい。細かい質問もたくさんあり、聞いていて、ためになる。というか、むくむく疑問がわきあがってきたそのとき、まさに考えていた疑問を横井君や鈴木さんしぶさ君など地元の方々がどんぴしゃの質問をしてくださって、ありがたかった。同時に、現象論専門で無い人が抱く疑問は共通しているのかなと少し不思議に思った。

先週を思い返すと、そうそう、Jevickiさんのセミナーがたいそう楽しかった。どうやら、c=1の話の重要性をようやく説得された気がする。というか、たぶん僕はcriticalとc=1との関係を良く知らないために、ここで話された話をそういう重要な例として認識しすぎてしまっているんだろうか。米谷さんかJevickiさんにもう少し聞いてみよう。genericなところを。しかし、分かりやすい話だった。

火曜日は学生実験が最終回で、今学期もようやく終了か、としんみり。ま、学生はノート提出で大変そうだったけれど・・・・今学期も無事実験が終了した。ノートの採点が待っているが、それと試験監督が終われば、一応今学期は終了ということで。

しかし、駒場2007研究会が近づいてくるにつれ、することがどんどん増えてくる。金曜日の午後も、研究会のパーティーやそのほか細かいことのアレンジで終わってしまう。時間はとられるが、研究会の当日の楽しさを想像すると、本当に楽しみだ。駒場の院生もどんどん参加して、みなで成功させようという感じ。あと二週間。何か忘れているんじゃないかと常に不安になるが、ま、何とかなりそうだ。