更にあわただしい毎日。

先週金曜日はPiljinが来てくれて非常に良い黒板セミナーをやってくれる。とても楽しいセミナーだった。それは、もちろん、やっていることと近い(AdS/QCD)ということもあるけれど、それ以上に、ああやって黒板でエッセンスを話すというのはやっぱり聞いているほうにもためになるし、話しているほうにもとても充実感があるようで、やっぱり黒板トークはいいのだ。いつものように質問がたくさんでる。セミナーのあとはしこたま議論をする。今三輪君と平山とやっていることについて若干話す。面白いといってくれたので、よしとしよう。同じ問題を考えたことがある人と話すというのは、とても楽しいひと時。来週から来ると思っていたWatiが金曜日に既に姿を見せてくれた。久しぶりの再会に、握手して、話が弾む。研究会前は招待ビジターが多いので、彼には仕方なく、僕の部屋の少し小さなビジター机を使ってもらうことに。なんだか申し訳ない。けど、毎日部屋にWatiがいるというのは、とんでもなく嬉しいことだ。

夜は、研究室の院生達と、Piljinを囲んで居酒屋へ。そのチェーン店が実はKIASの近くにもあった、というPiljinの発言は一同を騒然とさせたが、まあ、いいことにしよう。しかし、そこでとんでもない噂を知る。きっと本当なんだろうけど、どうなるんやろ・・・

月曜になって、Klebanovが到着。コンピューターのセットアップやもろもろのことをする。研究会準備で一日が終わってしまう。けど、その合間に、Watiに昔から考えていた大きい問題を話すと、実はそれは彼がKlebanovと数ヶ月前に議論していたことだということが判明。それで、Klebanovと一緒にいろいろと議論させてもらう。それが、たいそうためになった。日ごろからいろいろと暖めて頭の中でこねくり返していることを、外国からやってきた人たちとすぐに深いところで通じ合えるという感覚は、やっぱり物理ならでは、だと思う。懐かしい、嬉しい感触だった。Watiが一つアプローチを提示してくれたので、それを少し考えてみることにしよう。時間があれば・・・・