研究会終了。

駒場2007研究会が終了。って、もう一週間たってしまっているけど、ちょっと振り返ってみよう。土曜日と日曜日は、目の回るような二日間だったけど、本当に、研究会が無事成功裏に終了して、嬉しいことこの上ない。招待講演者の話がとても良かったということは言うまでも無いけれど、それに加えて、二つ、嬉しいこと。一つは、研究会の休憩時間に、いろんな人が思い思いにいろんな人と交流し議論していたこと。研究会というと当たり前なんだけど、でも、企画してここまで立ち上げた人間として、これほど嬉しい瞬間は無かった。知っている人がほぼ全員だけど、それにしても、それぞれの輪に入りたいのをぐっとこらえて走り回っていた。短い時間を見つけては、台湾など遠くから来ている人などと少し議論をした。本の少しだけ。もう一つ嬉しかったのは、パーティー。米谷さんの笑顔を見ていると、この研究会をやって本当に良かったと感じた。パーティーのお話はそれはそれは面白いものだったけれど、米谷さんの最後のお話には感じ入るものがあった。院生のちゃんちゃんこのプレゼント、当日まで僕は知らなくって、米谷さんのそれをかぶったときのなんともいえない表情ときたら。日本中、そして世界から集まった友人に囲まれて、こんな研究会を開くことが出来る米谷さんの人徳そのものが出たわけだけど、それに関わることが出来て、そして物理の研究者の醍醐味というようなものを間近で感じることが出来て。研究会は120名以上の参加者を集めて、本当に大成功でした。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

二日目の夜には、外国から招待した方々と一緒に渋谷へ。米谷さんが親しい外国の友人たちと昔話に花が咲くのを聞いていて、物理屋になってよかったと思った。ほんと、そう思った。

今週は、その感慨にふける間もないまま、採点に明け暮れている。こんな夜中に大学にいることは僕はめったに無いんだけど、しょうがない。ようやく採点が一段落。ふぅ。

そういや、水曜日はアレンのセミナーだった。彼、優しいやつで、しかもほんと面白いやつだ。こんどからmadisonのPDが決まっていて、アメリカに行くので興奮している。そりゃ、そうだよな・・・なんだか自分の昔とかぶったりして、いろいろと盛り上がった。ケンブリッジで本当にお世話になった彼に、少しでも日本で恩返しが出来たんだろうか。親交をまた深めることができたというのは疑いないけれど。

PRLからproofが戻ってきた。どないするんやろこれ、四ページ超えてるやん・・・それと、寺嶋さんと衛藤君との論文も、いろいろと。そんで、平山と三輪くんの論文もいろいろと。時間が無い!