新学期。

キャンパスは新しい学生でにぎわっている。フレッシュな気持ちにしてもらえるのは、このキャンパスにいて楽しい一因。

数値計算が非常に面白い答えを出してくれている。これ、まあ期待通りといえば期待通りやけど、ほんまにこれでよかったら、こりゃ面白い結果やわ。で、1960年代の論文やレビューを大量に読む羽目になっている。全然知らないから一から勉強するしかないけど、それが楽しい。大学院の教科書をこんだけ熱心に読むの、久しぶりかも。そんで、あ、このレビューかいてる先生に学部で習ったやん・・・・とかいう瞬間があったりとか。きちんと授業聞いてノーととっとけば良かった。って、後悔してももう遅いし、学部生って、十何年前のことや・・・・。ま、とにかく、おもろい研究なわけで、ばしばしやらんと。

研究室には、新しいポスドクの方も二人も来られて、それで一時的に僕の部屋に入ってもらっていたので、楽しかった。金曜日に研究室の席替え。僕は一人部屋になることに。ほんま、寂しいわー。去年は衛藤君が一年間一緒の部屋で、めちゃ楽しかったけど、やっぱり一人部屋は寂しい。どないしよ。お茶部屋で論文読むことにするかな。

東大出版会の企画で、東大の哲学の小林康夫教授のインタビューを受ける。小林先生、もともと理系だったということで、楽しくお話させてもらい、本当に面白いひと時を過ごす。本との哲学者と対話するのは初めてかもしれない。夢がかなった・・・・・インタビューの内容は、東大出版会の月刊誌「UP」に連載中の小林先生の随筆(?)となることになっていて、こないだその原稿を読んだ。えらい面白かった!自分との対話がこんな風に文章になって(というかしていただいて)、それで世に出るというその事実があまり信じられないほど。5月号に掲載されるらしい、楽しみやわー。