今週、来週と

駒場を離れる予定。今週は、SUSY in 2010'sという研究会が北大で。トラペもようやく今書きあがったので、何とかなりそうな感じがしてきた。実験の人たちや現象論の人たちの前で、弦理論屋として何を話すべきか、うんうんとかなり悩んだ末、自分に問いかけた質問を、そのままの形でトラペにしてしまった。これ、どないな反応を起こすんやろか。こういう、自分の研究成果と直接は関係しない、違う分野の方々にしゃべるというのは、どうも自分で納得できる話というのはなかなか望めない。聞いている人たちの身になって想像するということが非常に難しい。そやからといって勝手放題しゃべるというのはもちろんあかんし。心配やけど、なるようになれとしか・・・・

来週は、というか、北海道から土曜日に帰ってきてその次の日曜日の早朝に出発なので、今週末から、マドリッドのStrings2007へ。研究会のホームページを見ていたら、面白そうな、聞いてみたい話がたくさんあるので、やっぱりうきうきしてきた。時間の関係で今年は行くのをあきらめようかと思っていたけど、ぎりぎりになって、やっぱり行くことに決めた。440人の人数制限があるのだけれど、僕の申し込み番号は400を超えていた。ぎりぎりやねぇ。そやけど、うん、やっぱし行くことにして良かった。スペインに行きたいとかそういうのでは全く無い(いつもはそういうのももちろんあるけど)。スペインはおととしPaulに誘われて非常に良い滞在をしたし、それでスペインの思い出は十分な気がする。今回は、いろんな人の話のスケジュールを見て、やっぱりこの研究会は業界の世界最大のイベントで、そしてどんな人がどんなことを考えているのかを知る最も良い機会だ、ということを再認識して、申し込んでよかったと思うのみ。果たして、研究会から帰ってきて、同じ思いを持っているかどうか。というか、自分が、重要な何かをきちんと学んで帰ってきているかどうか。

論文を出した金曜日、早速東工大からセミナーの招待をいただく。まったく、ありがたい。