謹賀新年。

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

って、もちろん既に一月を半月も経過してしまっている。この日記も書くのがこうスローペースになってくると、読んでくださっている方に申し訳ないのだが、どうも仕事場で更新する気にもならず(当たり前か)、家でゆっくりパソコンに向かう時間もあまり無く、それでこうやって更新が遅くなる。前は休みの日は娘が昼寝していたので、その間に書いていたような気もする。

先週は火曜日から金曜日まで佐賀大学で集中講義。めちゃ楽しかった!Dブレーンとは、という話を三日間にわたって話をさせていただく。たくさんの方に来ていただいて、感謝。内容は本の内容を増補したような感じで進めたんだけど、黒板で説明することの楽しいことといったら。こんなに楽しいことは無い。疲れませんかといわれて、いやいや疲れなんて感じることも出来ないくらい楽しいですよと答えたが、それは真実。自分の研究内容を自分の好きなように話してそれを聞いていただき、いろいろと研究交流の議論が出来る、こういうこの上ない楽しみ、物理学者になってよかったと実感する瞬間。

バーナーに久しぶりに会って、いきなりおおいに盛り上がる。おいしい夕食や、いろんな議論、ほんまにありがとうございました。

集中講義の合間に、チョコチョコと計算を進める。なーんや、ちょっと一般化しても計算はほとんど同じやんけ。よーっしゃ、という感じでガシガシ計算する。重いノートを持って着てよかった。あ、確か、昔に、ノートを100ページ書いたら論文になるレベルかも、と勝手に言っていたときがあったが、今回の計算ノートは既に200ページに迫る勢いになっている。それでしかも、まだ終わりそうも無い。ふつうはファイルにとじてふとーい1冊のノートが出来上がるんだが、今回は既にそれが二冊完成し、今三冊目に突入している。なんてこった。これも、まさに良い研究成果が出てきそうだということになると期待したい。昨日書いたグラフは、なかなか自分では感動的。四国でお会いして飲みながら哲学を議論した原子核の先生に、研究が完成したら連絡しなくては。「xxxなんてね、そんな軽々しく言う言葉じゃないんだよ!」の言葉が衝撃的だったから。

その計算ノートの横に、内田百鬼園の文庫本をたまたま置いていたら、バーナーが「おー内田百鬼園」と。またその話を飲みながらしましょうよ、バーナー。

昨日は研究室の新年会で飲みすぎた。今年も良いスタート。店頭には、数理科学「ゲージ重力対応」が並んでいるらしい。米谷さんが書かれたイントロがすばらしい。酒井さんと杉本さんの、分かりやすい!それと、パリティ一月号には、2007年の物理化学、の原子核のコーナーに書かせていただいた。「超弦理論から原子核へ」、なかなかよいタイトルでしょ。って、僕が原子核のコーナーで書くとは、人生面白いわ・・・・・

来週はAllenがやってくるし、再来週はBun-Hoonが。楽しい一月後半になりそう。三月は出張などでえらいことになりそうな感じがしてきた。とりあえず、3月と4月に別々にイタリア。そこでよい成果を発表できるようがんばりたい。