Holographic Baryon.

論文、でました。[0806.3122] Holographic Baryons : Static Properties and Form Factors from Gauge/String Duality

ふわー。嬉しい。やったー。

超弦理論核子の荷電半径が計算できるなんて、10年前に誰が予想したやろか。そやかて陽子中性子の荷電半径やで。すごいよねぇ。ふわわわ。

火曜日は立教でセミナー、水曜は理研コロキウム、と連続で挑む。理研コロキウムは、疲れ果ててしまった。いろいろと苦心したトラペも、やっぱしいまいちのところもあり、反省材料。しかし、トークの後の、原子核理論の方々からの質問を聞いていると、なかなかインパクトがあったようで、それは嬉しかった。超弦理論を、TOEとだけ考えるのではないという点も伝わって、これから理研原子核理論の方とも交流ができそうかと思い、話をした甲斐があったとしみじみ思った。機会を与えてくださった皆様、聞きに来てくださった皆様に感謝したい。

理研コロキウムのあとは疲れ果ててしまったのだけれど、そのすぐ後に、一年以上続いた共同研究の投稿というフィナーレがやってきて。それで放心して、今日は頭がふわふわしていた。次の研究のノートを作ろうと朝から意気込んで研究室に行くが、パリティの校正とかで、ノート作りがおざなりになってしまった。まあ、放心状態なので研究しようと思っても頭がまとまらなさそうではあったけれど。その後、研究室の方に議論をしてもらって、物理モードに戻る。g-2の話を聞く。頭が少し戻った。

明後日からはインドのTata研究所。水曜日に話をすることになった。初インド、どないなるんやろか。『地球の歩き方』をぼんやり眺めていて、だんだんと不安になってくる。昔友人が、インドだけは行った方がいいと口をすっぱくしていっていたのに僕は全然首を縦に振らなかったことを思い出す。インドに対する興味がそのときは低かったんだろう。今、インドに知人もいて、考え方は変わった。二泊四日の強行軍やけど、少しの間インドで物理がどう生まれているかを見に行こうと思う。楽しみやわ。