信州大学。

週末にいとこの結婚式で会津を堪能してきたのはとてもよかったのだけれど、その次の日に松本の日帰りは若干きつかった。しかし、きついなあと思ったのは帰りに特急あずさに乗った後に眠りこけてしまったことでそう思ったのであって、トークをしているときはまったく楽しくて時間の過ぎるのを忘れてしまったのはいつものこと。図らずもこのBLGの読者に出会って、先日のBLGに書いていたスライド作成の進捗状況を聞かれ、赤面するも、嬉しくも思う。BLGを読んでくださっている人に会うと、いきなり何もかもご存知かのように会話が始まるので、非常に妙な気分なのだが、一方で、すぐにその後親しく話せる場合がほとんどなので、僕にとってメリットは非常に大きい。たとえば、超個人的なお礼をこういう公共の場で書いちゃったりもできるわけで(「そうめんとてもおいしかったです、ありがとうございました。ゆうりも喜んで食べていました。」とか)、半公共半私的に使っちゃえる自由度が嬉しい。社会学的にこういうのは新しいコミュニケーションの一場面として定着しつつあるはずなのだが、自分が読んでいるBLGの方とお会いする機会はなぜか少なく、よくあってせいぜい佐々さんくらいなのだ。不思議。

まあ、そんなことはともかく、信州大では学部生の方々を前にこの世は10次元時空であるという話をとうとうと話させていただき、ありがたかった。ぽかんとしてみなさん、ほんまかいなという表情で聞いていたような感じがする。その後コロキウムでも話をさせていただく。雑談やおいしいコーヒーもいただいて、すっかり疲れて特急で眠り込み、起きたらもう新宿だった。

水曜日は駒場に磯さんのセミナーを聞きに行き、理研の理論コロキウムに出席するためやむを得ず途中退席。いちばんええとこやったのに・・・仕方がない。午前中は計算が少しだけ進んだ。しかし問題点が見えたにとどまった。なんとも、いろんな書類を書いていると、どうもそのまま一つ一つ書類をこなしていくだけで時間が過ぎ、このことを考えたいなあ、どうなってるんやろなあ、とか思っているうちにすぐ日が経っていることがある。このところそういうことが多く、まあ書類は仕方ないにしても、なんとかせにゃならん。

今日は久しぶりに少しゆっくりしているような気がする。大量に打ち出した論文を読んでみよう。