早起き。

このところ、早起きを実践中。今日は朝5時すぎ。なかなか爽快やわ。外はまだ暗いから早く起きたというような景色ではないけど、体は早起きというのを存分に感じさせてくれる爽快さ。何で早起きかというと、我が家の生活のいろんな点にかかわってくるからそうやっているということなのだけれど、出張が絡むといつもこの早起き習慣はすぐに崩れてしまう。三月は宿泊する出張が無いので、久しぶりにこの早起き習慣を続けられるかもしれない。

来週と再来週の発表のスライドを昨日完成させた。(けれどその次の週の発表のはまだ手付かず・・・)結局、二つの発表のスライドを作るのにまるまるのべ3日もかかってしまっている。ずっと前に作っていたスライドから再構成するだけだから一日でできるかと思っていたのが間違いやった。そりゃ聴衆が違うから、考えてみたら当たり前やわな。きっと、出来上がったと思っているスライドも、発表の前になってきたら不安になって、いろいろと手を入れたりするんやろなあ、と漠然と感じる。いややわ。しかし今回は理研の戎崎研と岩崎研に呼ばれてのセミナーなので、今まで近いのに交流があまりできなかったという意識が大きいから、交流が第一目標で、そう思うとなんとなく気分が和らぐ。

今週は東工大セミナーを聞きに行った。知っている話だと思っていたけれど、実はその論文を自分でよく読んでいなかったことが途中でわかり、面白く聞くことができた。しかも、自分の研究といきなりつながるかも知れなかったり、思いのほか楽しめた。セミナーの講演者の方は、サンタバーバラで楽しく一緒に時を過ごした方、もう会うのは8年ぶりくらいになるやろか。ゆっくり話したかったけど、セミナー後は帰らないといけなかったので、また会えるといいなと思う。近い仕事をしているからきっと会えるやろなあ。

イランに行くというのはいろいろとややこしいらしい。それで、ややこしいややこしいと思っていると自然に自分の考え方も状況をさらにややこしくなるするようになっていってしまう。問題をなるべく掘り下げようとする物理屋の本能が墓穴を掘っている。それで、鈴木さんに相談したら、とても楽になった。それでいろいろアドバイスを下さって、理研内でそういう部署に聞いてみると、やはりイランに出張する場合書類を出しておいたほうがよいということで。出張にこういう書類を書かされるときが、一番自分と「国際社会」の接点を感じるとき、というのは、なんとも不思議な感触。

しかしビザと航空券はほんまに大丈夫なんやろか。テヘランの研究所の人が全部やってくれるとは言っても、心配は心配。その一方で、ウィスコンシン大学のAkiからお誘いのあったMadison校への訪問の準備は、着々と進んでいる。宿泊場所も決まったし、あとは行くだけ。AkiやAllenに久しぶりに会えるなあ。

研究のほうはゆっくりと進んでいるような。右へ行って左へ行ってそれでよくわかったことがあったり、鈴木さんと議論したり、論文を読んだり、計算をフォローしたり、といろいろとやっているが、今週は割りと、ボーっと物理を考えている時間が多かったのではと思う。これはよいことやわ。早起き、続けたい。