気分低調。

もうすぐ学会なわけだが、今週は研究意欲が若干減退している。いや、学会がもうすぐだから減退しているということではないと思う。もしかしたら関係しているか。とにかく、こういう機会にと思っていろいろとたまっている研究以外のことをやっつけている。スライド書いたり、一般公開のや、出張関係、その他もろもろ。そうしているとバタバタしているのに一日がすぐに過ぎていってしまう。目に見えた研究成果はこういう日はほとんど無く、面白い論文を見つけて読んでみた、とか、頭の中にぼやっとしているアイデアがやっぱりうまくいかなさそうだとわかったり、その程度しかない。もちろん、式を書くことだけが、研究が進んだという意味ではないはずなので、そういう意味では成果が無いとは言えないのだけれど、それはやっぱり詭弁やろねぇ。

気分転換に研究本館を一回り散歩してみる。そうすると、少し気分がまぎれた。しかし、続けるのはスライド作り。ふむ。まあ、こういう日があってもいいよ。

イランの『地球の歩き方』を読んでいると、だんだんと不安になる。クレジットカードは使えないとか、トラベラーズチェックは使えないとか、木曜日が日曜日だとか、英語表記は無いとか、ネクタイをしてはいけないとか、いろいろと常識が違うことが分かってきた。テヘランの空港に夜遅くに着く飛行機なので、それも問題だ。両替の銀行が開いていない可能性が高い。そしたらどこでイラン・リアルを手に入れればいいんやろか。もうこうなったら、何とかなるわの心境。

イランビザは月曜日に申請に行った。いろいろとごたごたがあったが、何とか申請が完了。後は取りに行けばいいので、2往復で済んだのは良かった。けれど、実質は2往復ではない。というのは、実は月曜日はイラン大使館に入ったり出たりを繰り返す羽目になったからだ。申請書に貼った写真はメガネをかけたものだったのが駄目だったらしく、写真を取り直すことになった。しかし、大使館の中のスピード写真に腰を下ろしてみると、画面が「ウインドウズを終了しています・・・」の表示のままハングしている。さすが天下のウインドウズ。それで大使館から徒歩15分の駅まで行く羽目に。・・・まあ、もう言うまい。やっぱりビザ申請は、どんなに準備しても、いろいろとあるのだ。

イランのビザがパスポートについていると、アメリカ入国に時間がかかる可能性があるとのインターネット記事を発見。おひおひ、イランから帰ってきたその週末にアメリカ行くんですけど・・・これも、何とかなるわの心境。そういうのがたくさん積み重なってくると、心配の感覚が薄れて、楽しみになってくるのが、不思議。がんばって講義しよう。