論文でそう。

ドラフトが完成したので、木曜日、もう一つのほうのドラフトも書き始める。ずっと前から放置していた計算結果なだけに、その発表のスライドなどもたまっていて、結局パワーポイントで作った図を何とかEPSに変換して論文に貼りこむという普段使わないルートを経由することになった。使ったスライドの一つは理研の7分発表のためのスライドで、相当時間かけて練ってから作ったので、そのまま論文に載せてみる。個人的にも図が多い論文は好きなので、こういうのを気に入ってくださる方もいるはず。それにしても、計算自体はもう去年の秋に終わっているやつやから、何で今まで放っておいたんやろか、それが自分でもなんとも・・・ほったらかしというのは恐ろしい。明日には出す論文と関係しているということでドラフトを書き始めたわけやけど、もしそれがなかったら、もっとほったらかしになっていたかもしれない。

全体が短くなるようにざっくりと書いてみてその後削りつつ推敲しようと思っていたけれど、わりと短く書きあがってしかもイントロも一ページで収まっているので、このまま投稿してもよいような気がしてきた。英語を直したり図を修正したり、半年前の計算をチェックしたり、で、見栄えもなんとなく良くなってきた。キャッチフレーズは、「超対称原子核」に決定。味があるでしょう。いかにもtoy modelなんだという感じと、なんでそんなこと考えるのという興味を引く感じと、などなどいろいろ想像させそうな気がして。いや、遊びじゃないですよ、本気ですよ。

この一週間は出張もなく、ゆったり集中して出来た。いろんなことが並行していると、それがストレスになったり一つがものすごく遅れたりすることもあれば、むしろうまく行くこともある。一つのことに煮詰まったら、もうひとつのことをしてみたりして。そうしたら実はそれらがつながっていたりして。とかね。研究の並行は気をつけないとかなり難しいし、自分でもうまく行っているようにはあんまり思わないんだが、研究以外の用事は常に存在するので、それとの並行は、何とか効率的にやらんといかん。副都心線が空いてるので、そういう意味では助かる。土日に遊んで欲しそうな娘の目線を背にして、お友達と遊ばせつつ児童公園でひたすらTeXやPPTを打っているのは、どうかねぇ。このところそれが常態化していて、蚊に刺されるのもあまり気にならなくなった。朝も毎日5時50分に起きる日々。わりと効率よくやっていけているように感じるのは、気のせいかもしれんので、要注意。

来週は学会、再来週はHypX。