来客の多い日。

昨日は、午前中にDijkgraaf氏のセミナ、午後にMaharana氏のセミナ、そして昼食会、それにManton氏の来訪初日、といろいろなことが重なり、バタバタとした一日。月曜日の理研創立記念日、一日家でゆっくりとドラフトを直したりして休養をとっておいて良かった。先週から共同研究者の方が見えているので、じっくりとたくさん議論でき、とても楽しい。今日も、Mantonさんと朝からずっと議論、Skyrmionで分かっていること分からないことについて、思う存分知りたいことを質問できるのは幸せなことだ。そしてその後超新星などについて教えてもらいにRIBF棟のほうへ出かけ、有用な議論をさせていただく。

本当にたくさん勉強できた一日だったが、どのアイデアが果たして将来性があるのか、その判断がとても出来るほど消化しきれていない。将来性というのは、重要度と計算可能性の見極めだが、それはきわめて難しい。ちょっとずつ熟成するしかないはずなのだが、いろんなプロジェクトが頭をぐるぐると回っていると、なかなかそれも収束しない。しかし、ドラフトがほぼ完成したのは大変うれしいことだ。その内容について金曜日にセミナーがあり、うれしいことに近隣の原子核の研究室の方々が参加してくださるということなので、楽しみにしている。今日のいろいろな議論もそうだが、その筋の専門家の方にとことん質問して議論させてもらえるのは大変ありがたい。理研はそのような専門家がたくさん在籍しまたビジターにも恵まれているということは、幸せなことだ。

出張予定も少しずつ増えてきている感じがする。年内に外国出張が三つあるので、うまくこなさないとと感じ始めている。息を抜くときは息を抜かないといけないし、気合を入れるときは気合を入れないと。今は、気合を入れないといけない時期。

いろいろとやることがあるにもかかわらず、夏から時々本を読んでいる。ポオ全集の一部をひさしぶりに楽しんだのに味をしめて、図書館の本に手を出している。今月は宮脇の本、ちょっとずつ読んでいる。平均で一日3ページくらいのペースかな。電車の中でパソコンを開いて雑用もしたくなくなったときに、ちょっとだけ読む。ま、現実逃避とも言うが、リフレッシュとも言う。