名古屋大・埼玉大。

火曜日は朝5時半に家を出て、SCGT2009に向う。名古屋は近く、8時半前には会場に到着した。朝の新幹線は空いていて、快適に作業する。スライドを直して、すぐに眠ってしまった。名古屋駅に着く時間に携帯のアラームをセットしておいたが、鳴る前に起きて、ちょっと得意な気分になる(笑)。名古屋の朝の通勤ラッシュに巻き込まれながら、美しい野依記念講堂に到着、久しぶりに会ったいろいろな方とお話しする。Mannqueと初めて会った。今までお互いに論文はよく読んでいたなあと笑って、詳しい議論にすぐに突入する。いろいろとやはりよく知っている人でもあり、また現在の研究上の興味も近いので、昼食も一緒にとらせてもらい議論させてもらった。分かりたいと思っていたことの関連を教えてもらったり、また自分の計算結果の別の解釈も教えてもらったり。彼のトークで、飯塚氏と中務氏と書いたN体核力の共同研究を大きく引用していただいて、恥ずかしいやら嬉しいやら。よいトークをいくつか聞いたり、またよい議論が出来たりで、日帰りでせわしない訪問だったけれど有益だった。

水曜日はまた朝早く起き、埼玉大学へ。結局6時間以上も話してくたくたになったが、そのまま楽しい飲み会+終電+終電乗り遅れ+渋谷から歩きで自宅へ。丈さんとKoyaさんと、えらい楽しかった。学生の方々も元気元気。丈さんの指導の賜物で(?)、講義ではかなり質問が出た。非常にいい雰囲気で進んで、話しているほうも快適だった。ありがとうございました。

木曜はようやく座って計算でき、少し計算が進んだが、手が動いただけでそのアイデアはボツっぽい。まあ、こんなもんでしょ。そうして金曜日、学会のプログラム委員会へ。学会のプログラム作りって、こんなに大変やったのね・・今まで、何でプログラムってこんなに混んでいて他のセッションとの互換性が薄くて残念なんやろ、ってずっと思っていたんだけれど、実際自分で作るとなると、ほんま大変やわ!!歴代世話人の皆様、文句ゆうてすみませんでした。謝ります。結局、ほかの領域との無矛盾性とかいうことを考え出すと明らかに頭のメモリが不足してしまって、自分の領域を何とかconsistentに作り上げるので頭の順列組み合わせを解く論理回路が悲鳴を上げていた。学会のプログラムで自分の講演の順番がいつになるかって、結構みな楽しみにしているもんでしょう。実際僕はとても楽しみにしていたし。そういうのがよく分かっているから、プログラム作製責任がよく分かるのだけれども、それでも、少数でこんな作製を行うのは、ほんま限度あるわ・・・初めて経験したけれど、きっとどんなに努力しても、みなさんの不満が残るのは疑いないわけで、作業が終了した後も、なんとなく胸がすっきりしない。たくさんの人のボランティアで作り上げられてきたのね、学会って。当日、講演と議論が盛り上がることを切に願ってやまない。

明後日からはカナダ。