メモリが・・・

計算したら答えがわかるという段階までやっと来たのに、計算が複雑すぎる。仕方がないのでMathematicaにつっこんで伺いを立てると、「うーんうーん」うなったあげく(実音)、「メモリが足らへんわ」とぬかす。メモリ積んどきゃ良かったと思うのは後の祭り。こうなったら、美しいコードを書いて、メモリの分をこちらの頭のメモリで補填するしかない。って、無理やん。ま、うまいこと展開方法を変えてみるとか、ちょっとづつ試すしかないわな。ある場合は結果が非常に美しく出たので、一般の場合にも美しくまとまることを期待している。ま、期待やけどね。自然は美を「自然と」選んでいることを期待しよう。

昨日は、大変お忙しい佐々さんのところに押しかけて、昼食がてら楽しい議論をさせていただく。いろんなことを教わって、まったく知らないことなのでもう面白い面白い。ぜんぜん知らないと思っていたことが自分の研究ともつながりそうなところが、また面白い。固体が流れるって。(固体が流れる?定義に反してるんちゃうの?って思うでしょ。ふはは。ま、佐々さんに聞いておくれ。)自分の専門から随分と離れた業界の猛者に話を聞くというのは大変刺激的。いろんな妄想が膨らんでしまった。妄想を妄想だけにしておくのはもったいない。この機会に少し勉強。まずはWikipediaでリンクを探して・・・

先週、K関係の実験をやっていらっしゃるイタリアの方ともくつくつと議論をして、それも刺激的だった。この方は、先々週に開催された仁科センターのセンター長主催のパーティーに来ていらっしゃって、たまたま話をしていたらえらく面白くて、それで議論しましょうということになったのだった。飲み会の席の、「ぜひ議論しましょうよ」という感じの話って、そら忘れてるでしょ、というのが常やけれども、この方はなんと次の日の朝に僕の研究室にきちんといらっしゃって(あんだけ飲んでたのに部屋番号覚えていたのがすごい)、それでK中間子と超弦理論の関係の話をしこたま議論。こういう出会いができたのは、まさに仁科センターの懇親会のおかげで、センターの人が集まる機会(しかも酒入り)がこれからも時々あると大変うれしい。ま、コロキウムはあるのだけれど、今回の懇親会は人数が半端やなくて、にぎやかやった。実験の人に、今何が面白くてどういうことをやっているかということを、ほんま楽しく語っていただくというのは、聞いていてもホンマに楽しい。そんで、こっちも調子に乗って、「いや仮想的な高次元ゲージ理論の相互作用で核力出るんですよ、まじですよ、うそちゃいますよ」とかベラベラ語ってしまうんやから、ほんま楽しかった。

来週は京都で講演、そのあとIPMUで講演、それで、駒場2010研究会の本番。