神戸大学、米谷さん退官パーティー。

火曜日と水曜日は、一泊で神戸大学へ。ミニ集中講義プラスセミナーということだったのだが、一日目4時間、二日目3時間で、最後の30分で最新の自分の行列模型の話をさせていただいた。丁寧に迎えてくださり、また長い講義に付き合ってくださった皆さんに感謝。超弦理論の応用をやろうとしている人がどんなことをどういう風に計算しているか、香りが伝わったようで、そう聞いてうれしかった。夜は六甲道駅前で懇親会を開いてくださって、貴重な物理感の話もチラリ。物理のセンスというものは、磨きたいと思っても磨けず、自然に磨かれると言ってもそれでは落ち着かず。

往路は新幹線の中から論文をReplaceする。便利な時代になったもんやわ。時速270キロで移動中にArchiveに普通につないで論文Replaceできるんやからね。Replaceしたのは酒井さんと杉本さんと書いた核力の導出の論文やけど、論文に間違いがあったからReplaceしたわけではなく、プログレスのスタイルにしただけ。

復路は「ポーアイ」でちらっとペタコンの建物を見る。でかくて美しい。外観は完成している。あの中がCPUで埋まるのかと思うと、すごいの一言。

昨日は米谷さん、山崎さん、兵頭さんの退官記念パーティーに出席した。駒場の懐かしい皆様にお会いしていろいろと話をする。駒場を離れたのはたった2年ほど前なので、僕がいたころからどんな風に変わっているのか話を聞くのが楽しかった。米谷さんの思い出話、さまざまな方のスピーチなど、笑いがあふれるパーティーに、駒場の層の厚さと幅の広さ、懐の広さが伺えて、以前に所属していろんなことに携わることができたことを幸せに感じた。