仁科センターのバーベキュー。

恒例の仁科センターバーベキューが、今年は時折激しくなる雷雨の中開催された。僕は裏方を手伝っただけだが、楽しいのなんのって。玉川研はじめ仁科センターのみなさんの大活躍で、大規模なバーベキューも盛会のうちに終了。裏方というのも楽しいものだなあと思っていたら、来年の幹事をうちの研究室が拝命した。えらいこっちゃ。理論屋にできるんでしょうか、と恐る恐る聞いてみたら、理論屋に任せるという実験を実験屋はやってみるのだ、とのこと。なるほど、実験ですか、それなら頑張らせていただきます。
と、承諾したものの、いくら考えても、理論屋にこのようなすばらしいバーベキューを組織できる能力は無いとつくづく思い知るばかり。オーガナイズされた周到な準備から実行、役割分担と時間配分されたグループ分け、そして問題が発生したときの解決能力。どれも実験屋のセンスが光るものばかりで、理論屋の出る幕ではないような感じばかり。たとえば仁科センターから仁科ロッジまでちょうちんを下げるにしても、理論屋から見ると、いやそんなんむりでしょ、とまずは考えて、それで腕組みして考え始める。そうこうしているうちに実験屋のみなさんは、脚立をすぐに調達してきて街路灯によじ登り、カウボーイのようにロープをぶんぶん振り回して、あっという間に3メートルの高さにちょうちんをつってしまった。来年はこうすればいいのかと記憶しておくためにここに書いておこうと。
というわけで、来年はご迷惑をおかけしますが、実験屋のみなさん、理論屋のみなさんがたよりです。なにとぞご協力をお願いします>仁科センターのみなさま。
昨日は日帰りで京都に出張してきた。今、基研ではQCDの研究会をやっていて、そこに、トレントで知り合ったブルックヘブンのLarry Mclerran氏がいらっしゃるので、初田さんの講演も聞きに、えいやっと京都まで行ってみる。McLerran氏は相変わらずの屈託の無さで、時差ぼけで眠いはずなのだけれど快く議論に応じてくれ、またもやトレントに引き続き楽しく議論をした。QCDの相図について楽しい議論をいくつかして、夕方には帰路に着いた。朝5時半に家を出ると、10時の初田さんの講演には間に合うが、さすがに疲れてしまって、帰りの新幹線ではよく眠ってしまった。551のシュウマイの匂いとともに。しかし、突然の出張だった割には議論もスムーズにできて、充実した一日になった。McLerran氏にはブルックヘブンに誘ってもらったが、さてどうしよう。IsmaelにもStonyBrookに誘ってもらっていたので、場所も近く、ちょうどよいとも言える。
今日は朝から飯田君のchiral magnetic effectの勉強会。また明日続編、楽しみ。その他いろいろの幼児を来ないしていると、結局あまり計算できずに夕方になってしまった。議論は少しはしたものの、最近あまり計算が進んでいない。研究室の運営が以下に難しいかを実感する日々。毎日、訓練である。
ちょっとだけ垣間見た京都の夏は、10年前に大学院生のころにすごした京都の夏と、まったく変わっていなかった。